902 ウルトラマン

001 ウルトラマン 1〜5
ウルトラ作戦第一号S.41.07.1725:15
 科学特捜隊のハヤタ隊員は、パトロール中に竜ヶ森上空で青い光を放つ飛行物体を発見して追跡を始めた。その物体は湖に姿を消したが、また新たに赤い光を放つ飛行物体が現れハヤタ隊員のビートル機と激突し、ビートル機は墜落してしまう。
そして、ハヤタ隊員の体は赤い飛行物体に包まれる。その中にいたのは、M78星雲の宇宙人だった。
彼の話によれば、彼は凶悪な宇宙怪獣ベムラーを追って地球に来たという。そして、自分のせいで死を迎えたハヤタに対して自分の命を与えようというのだ。彼はハヤタに、困った時に使えと言ってベーターカプセルを授ける。
一方、現地に到着した科特隊の面々はハヤタの捜索を行なっていたが、湖から怪獣が現れるのを目撃する。その頃、科特隊本部にハヤタ隊員からの連絡があり、フジ隊員は特殊潜航艇を湖に運ぶ。
そしてハヤタからの情報で、科特隊は水中と空中からベムラーを攻撃する「ウルトラ作戦第一号」を開始する。水中から空中から、ベムラーを追い立てる科特隊。だが、ハヤタの特殊潜航艇がベムラーに捕まってしまい、地上に放り出される。
ベムラーの怪光線で炎に包まれる特殊潜航艇。その時ハヤタは、ベーターカプセルを天にかかげた。フラッシュビームがハヤタの体を包み込む!
そしてハヤタは、M78星雲の宇宙人の姿に変身を遂げた!
巨人となった彼は、ベムラーとの戦いを始めた。壮絶な格闘戦が繰り広げられる。だがやがて、ベムラーの旗色が悪くなる。ベムラーは青い玉になり、宇宙に逃げ出そうとする。その時、宇宙人が腕をクロスして光線を放った。その光線を受けたベムラーは木っ端微塵に粉砕された!
こうして戦いは終わった。ベムラーを倒し、またハヤタを助けてくれたという宇宙人。彼はハヤタによってウルトラマンと命名されたのだった。
侵略者を撃てS.41.07.2425:12
 東京上空で、怪電波を発していた飛行物体が消息を絶った。早速消えた地点が割り出され、アラシ隊員が現場に向かった。アラシはその現場、科学センターに到着するが、そこで硬直した人間を発見する。そして更に内部を調査しに向かうが、謎の怪人が現れて怪光線を放ち、アラシの体も硬直されられてしまう。
やがてハヤタが防衛軍と共に到着。内部を調査するが、やはり怪人が現れて危うくハヤタもやられそうになる。
そして防衛会議が招集され、その怪人・バルタン星人に対する対策が検討された。だが、彼らの宇宙船の場所さえはっきりしない状況では、これといった確実な対策は出てこない。結局ムラマツキャップの、彼らと話し合うという案が採用された。
その大役をイデ隊員が担うことになり、彼はへっぴり腰で内部へ進む。そんな彼の前にバルタン星人が現れた。そしてバルタン星人は、アラシの体を使って日本語でコンタクトを取ってきた。そこに現れたハヤタがバルタン星人の話を聞く。
彼らは核実験で故郷を失い、その時に宇宙旅行中だった者達が新天地を求めて旅を続けていたが、宇宙船修理のために地球に立ち寄った。だが彼らは、地球が自分達に適した星だと分かり、地球に住むことに決めたのだ。その数、20億3千万!
そしてバルタン星人は一方的に話を打ち切った。巨大化してビルの狭間に現れるバルタン星人。その超能力の前には、核ミサイル「はげたか」すら通じない。街の破壊を始めるバルタン星人。その時、ハヤタはベーターカプセルを手にしていた。
現れるウルトラマン。死闘の末、ウルトラマンの光線がバルタン星人を一撃で倒す。それこそがバルタン星人の弱点、火星にある物質スペシウムによるスペシウム光線だったのだ。そして姿を隠していたバルタン星人の宇宙船も発見されて爆破される。かくしてバルタン星人の野望はついえたのだ。
科特隊出撃せよS.41.07.3125:14
 不気味な音が鳴る井戸を調べに行ったホシノ君。フジ隊員も同行するが、井戸に入って調べている時に地震が発生する。そして不気味な咆哮が響き渡り山崩れが起き、発電所が破壊される。その時、透明な怪獣が目撃された。
科特隊は、フジ隊員からの応答が途絶えたこともあって現場へと向かう。フジ隊員達は無事に発見されたが、次いで送電所が襲われた。ハヤタとアラシは、電気を吸収すると姿を現す怪獣を目撃する。
次は、関東一円の60%の電力を供給する第3火力発電所が危ない。科学特捜隊は、怪獣ネロンガから発電所を守るために出撃して迎撃態勢を整える。そして待ち受ける科特隊の前にネロンガの咆哮が轟く。姿なき敵に攻撃を加える科特隊。やがてネロンガの声が消え、ホッとしかけた科特隊。その前にネロンガが姿を現し、発電所を破壊し暴れ狂う。
一方ホシノ君は、ネロンガに仕返しするためスパイダーショットを持ち出していた。果敢にネロンガの前に立ちはだかり、スパイダーを乱射するホシノ君。だがスパイダーのエネルギーが切れ、ホシノ君はピンチになる。そこにハヤタとアラシが駆けつけホシノ君を助け出し、ハヤタはネロンガに突っ込んでいく。そしてハヤタはフラッシュビームを放った!
ネロンガの前に現れたウルトラマン。ネロンガとの戦いを開始する。死闘が続き、やがてウルトラマンはネロンガの角を叩き折った。そしてスペシウム光線でネロンガを粉砕する。
かくして科特隊は帰路についたのだった。
大爆発五秒前S.41.08.0725:16
 木星開発用原爆を積んだロケットが事故で墜落した。搭載していた原爆のひとつが海底で爆発した上、いくら調査してもひとつだけ原爆が見つからない。そして科学特捜隊は原爆捜索の方法について相談された。その頃、フジ隊員はキャップから特別休暇をもらってホシノ君と一緒に旅行に出かけるところだった。
一方、原爆調査船が沈没した。生き残った人は、「白い航跡、怪物、原爆があった」とうわごとを繰り返していた。その航跡が千葉に向かって進んでいるのが発見された。ハヤタは千葉に向かう。
その頃フジ隊員はホテルでくつろいでいたが、白い航跡を発見。アラシがビートルで現場へと向かう。白い航跡はホテルに向かってきていた。フジ隊員はホテルの人達を待避させるが、ホテルで知り合った女の子を部屋に寝かせたままなのを思い出しホテルに戻る。
白い航跡の正体はラゴンだった。爆発した原爆の影響で巨大化しており、しかも最後の原爆を体にぶら下げていた。ホテルを襲うラゴン。なんとかフジ隊員達は逃げ出すが、徐々に追いつめられる。
原爆があるため、アラシのビートルも攻撃することができない。そしてラゴンの攻撃によってビートルは撃墜されてしまう。イデはラゴンの好きな音楽でラゴンを誘い出すことを思い付くが、狂暴化したラゴンには音楽は通じない。
そしてラゴンはパラシュートで降下しつつあるアラシに迫る。それを見たホシノ君はラゴンの前に囮となって飛び出す。危機に陥るホシノ君。その時、ハヤタはベーターカプセルを天にかかげた!
ラゴンの前に立ちはだかるウルトラマン。なんとか原爆を奪うが、片手では思うように戦えない。そして原爆は地に落ちてしまい、落下のショックで起爆装置が働いてしまう。なんとかラゴンを倒したウルトラマン。そしてウルトラマンは、原爆を持って宇宙の彼方へ飛んでいく。空の彼方に閃光が見えた。ウルトラマンは爆発と共に死んだのか?
だが悲しむホシノ君の前に元気にハヤタが現れ、ウルトラマンは不死身だと彼を励ますのだった
ミロガンダの秘密S.41.08.1425:16
 東京の真ん中で、二人の人間が相次いで窒息死するという事件が起きていた。調査を依頼された科特隊は、大室公園にアラシとイデを派遣した。5日前にそこで起きた事件が今回の件とそっくりだったのだ。
一方、キャップとハヤタは事故現場を調査するが、そこで不思議な緑色の物体を発見していた。
アラシとイデは、最初の犠牲者である植物学者・山田博士の研究室を訪ねていた。そこで、博士がオイリス島調査団に参加した際に島から持ち帰った花が消えているのを知る。また、二人の犠牲者もまたオイリス島調査団の一員であったことが分かる。
岩本博士の調査で、現場に残っていた緑色の物体は植物と動物の両方の特質を持っていることが分かる。そして、山田博士はオイリス島から持ち帰った花・ミロガンダの品種改良にいそしんでいたのだった。皆はミロガンダに襲われたのではないか…?
科特隊は、調査団最後の一人の女性、浜口のガードにあたる。そして彼女の話を聞き、きれいな花を咲かせるミロガンダは幼生の頃は不気味な食虫植物であることが分かる。品種改良のための放射線によって幼生に戻ってしまったミロガンダは、オイリス島の水に含まれる特殊成分を求めて、島でそれを飲んだ隊員達を襲うのだ。
かくして一夜が明けたが、異変は生じなかった。と、ふと気を緩めたアラシをミロガンダが襲った。しかしすぐに皆が駆けつけ、スーパーガンで撃退する。ミロガンダは水中に没した。
だが、そのスーパーガンが逆効果となった。その晩、怪植物は巨大化して丸の内に現れた。血気にはやって雪辱戦を挑むアラシ。しかし逆襲されピンチに陥る。それを救ったハヤタ。そして彼はウルトラマンに変身する。
対峙するウルトラマンとグリーンモンス。カラータイマーが点滅を始めピンチになるが、スペシウム光線を浴びせてグリーンモンスは灰になったのだった。
002 ウルトラマン 6〜10
沿岸警備命令S.41.08.2125:16
 横浜に遊びに行ったホシノ君。一緒に居た友達に怪獣を見たと言われて探してみると、宝石密輸団のダイヤモンドキックを発見してしまう。あわてて科特隊に連絡するホシノ君だが、アラシに一笑に付されてしまった。
その科特隊では、東京湾近郊での原因不明の船の沈没事故について調査を進めていた。
ホシノ君達はカカオ船の船員に出会い、カカオの実が好きなゲスラという両生類の話を聞いていた。その時、海から巨大怪獣が現れる。ゲスラだ。ゲスラは辺りの船を襲い始めるが、すぐに海に消えてしまう。
ホシノ君達は、ゲスラが現れるかもしれないとカカオの倉庫に向かう。だがそこには、カカオの袋に紛れ込ませて密輸したダイヤを探すダイヤモンドキックがいた。彼らに見つかったホシノ君達は捕まってしまう。
ゲスラを追ってやってきた科特隊。カカオを餌にゲスラをおびき出そうとするが、そこでホシノ君達が捕まったことを知る。更に、再びゲスラが現れて港の船を襲う。
また姿を消したゲスラだったが、ビートルでの捜索によって発見。しかしうかつに攻撃すると狂暴化するため手が出せない。と、その時ゲスラが進路を変えた。その方向には、カカオを満載した倉庫があった。
ダイヤモンドキックから逃げ出そうとするホシノ君達。あわや再び捕まりそうになるが、そこにゲスラが向かってきていた。その隙を突いて逃げ出すホシノ君達。一方ダイヤモンドキックは不用意にゲスラに発砲してしまい、ゲスラは怒り狂って暴れ始める。
ダイヤモンドキックを捕まえに倉庫に入ったハヤタは、瓦礫の下敷きになる。そして他の隊員達がピンチになった時、フラッシュビームが輝いた!
ゲスラに立ち向かうウルトラマン。だが、ゲスラの体を覆う猛毒の針に苦戦する。カラータイマーが点滅を始める。しかしウルトラマンは海中戦に持ち込み、ゲスラの弱点である頭のひれをもぎとって勝負を決めたのだった。
バラージの青い石S.41.08.2825:16
 中近東に巨大な隕石が落下し、それ以来怪事件が多発していた。科学特捜隊では調査を進めていたが、調査隊はいずれも消息を絶ってしまった。そしてついにパリ本部は日本支部に出動を要請してきた。フジ隊員を連絡要員に残し、日本支部の面々とジム隊員は隕石の落下地点に向かう。
だが、その付近に着くと謎の光の壁が現れた。そしてビートルの操縦が効かなくなる。その壁の正体は強力な磁力線だった。キャップの機転でなんとか壁から逃れることができたが、磁力線の影響でビートルが故障して不時着してしまう。彼らは歩いて近くの町・バラージに向かうことにする。
イデは一人残って通信機の修理をしていたが、砂漠の底から怪獣が出現。ビートルは破壊されてしまう。磁力線はこいつの仕業だったのだ。やむを得ず科特隊の面々は全員で町を目指す。そして彼らはついにかつて栄えた幻の町・バラージにたどり着いた。
そこには、テレパシーを持つ女性・チャータムがいた。彼女は、町を行き交う人々がアントラーのせいで絶えてしまったと語る。そして、アントラーがバラージを襲わないのはノアの神のおかげだとも語る。ノアの神の像を見せてもらう科特隊の面々。なんとそれはウルトラマンの像だった。そしてその手にある青い石がバラージを守っていると言う。
だがその時、アントラーがバラージを襲ってきた。立ち向かう科特隊の面々。しかし、アントラーの磁力光線でスーパーガンも奪われ手も足も出ない。そこでハヤタはウルトラマンに変身する。
颯爽と現れるウルトラマン。だが、地底から神出鬼没に現れるアントラーの前に苦戦を強いられる。そしてカラータイマーが点滅を始めた。スペシウム光線を放つウルトラマン。が、アントラーは平然と受け止めウルトラマンに襲いかかる。
窮地に陥るウルトラマン。その時、チャータムが突如神殿に走り出した。ノアの神のお告げを受け、青い石を取りに行ったのだ。その石を受け取ったキャップがアントラーに投げつけた。するとアントラーは地に崩れ落ちた。
そして科特隊は、もはや人々に忘れ去られた蜃気楼の町バラージに別れを告げたのだった。
怪獣無法地帯S.41.09.0425:15
 火山噴火のために無人島になっていた多々良島で定点観測が再開されることになったが、先発隊が消息を絶ってしまった。そして科特隊に観測員達の救出が依頼された。
その頃多々良島では、怪獣同士の死闘が繰り広げられていた。そして片方の怪獣(チャンドラー)の翼がもがれ、白い怪獣(レッドキング)が勝利を収める。そこにたどり着いた科特隊。彼らは怪獣をとりあえず無視して観測員達を救出に向かう。だが観測所はめちゃくちゃに破壊されていた。
手分けして観測員達を探す科特隊。アラシ達は観測員の持ち物が落ちているのを発見する。だが地磁気の影響で通信もコンパスも役に立たない。その時イデとフジは食肉植物スフランに襲われる。観測員はこいつにやられたのだ。なんとかアラシに救出される二人。
一方、ハヤタとキャップは地底怪獣マグラに出くわしていた。二人はなんとかナパーム弾でマグラを仕留めるが、その時にハヤタはマグラの尻尾にやられて崖下に転落してしまう。
その頃、アラシ隊員達は小さな怪獣を発見していた。さっさと逃げ出す怪獣。怪獣は松井所員のハンカチを落としていた。アラシは、この怪獣が松井所員の行方を知っているとにらんで後を追う。すると果たせるかな、怪獣の行く先には松井所員がいた。松井所員は、この怪獣ピグモンが食料や水を調達してくれたと語る。
その時、レッドキングが現れ襲って来た。応戦するアラシ達。だがレッドキングの投げた岩のせいでピグモンが死んでしまう。そしてアラシ達も旗色が悪くなる。救援を求める信号弾を撃つイデ。
その時キャップに救われていたハヤタは、キャップに先に行ってもらう。そして変身しようとする。が、ベーターカプセルを岩の間に落としてしまっていた。しかしなんとか取り戻し、変身することに成功する。
レッドキングの前に現れるウルトラマン。レッドキング自慢の怪力も、ウルトラマンには歯が立たない。そしてウルトラマンの豪快な首投げによってレッドキングは絶命する。 こうして多々良島は、再び平和な島に戻ったのだった。
電光石火作戦S.41.09.1125:16
 台風13号の直撃で、あちこちに被害が出ていた。相手が台風では科特隊はお呼びではないので、イデやアラシは力を持て余す。だが、台風の被害を受けた人にとっては深刻な問題だ。キャンプを張っていた少年団では、食料が予備の分まで流されてしまったためリーダー格の二人が町まで取りに行くことになる。しかし台風の被害のせいで道を進むこともままならない。
一方、復旧作業を続けていた町では、地底から怪獣ガボラが出現して大騒ぎとなる。ガボラはウランが大好物で、ウラン貯蔵庫に向かって突き進んでいる。もしそこがガボラに襲われたら、辺り一帯が放射能で汚染されてしまう。科特隊は早速出撃する。
現場に着いた科特隊は、防衛線を張って火炎放射でガボラを威嚇する。そしてめでたくガボラは方向を変えるが、変わった向きが悪かった。その方向には少年団のバンガローが!
そこでハヤタは一つの提案をする。ヘリにウランのカプセルをぶら下げて飛び、ガボラを30キロ離れたところに誘導してしまおうというのだ。そしてハヤタがその危険な役を買って出る。
飛び立つハヤタのヘリ。が、ハヤタが地上を見ると見送りの人間が足りない。なんとホシノ君と、それにフジ隊員までもがヘリに隠れて乗り込んでいたのだ。しようがないのでハヤタはそのまま飛ぶ。
そして誘導は成功し、ガボラはヘリの後を追い始める。ガボラはウランを食べる時にも放射能を出すので、カプセルは人のいないところで切り離さなくてはならない。
が、あと3キロというところで人影を発見する。少年団の二人組だ。だがガボラは既に耐え切れずにヘリの攻撃を始めている。ハヤタは危険ながら、一旦ヘリを降ろしてホシノ君とフジ隊員に二人を誘導してもらうことにする。降りる二人。
ハヤタは無事に最終地点に着いた。そしてカプセルを切り離そうとする。だが、装置の故障でカプセルが切り離せない。そしてガボラの放射能光線がヘリを直撃する。墜落し、炎上するヘリ。そしてハヤタは地面に投げ出されてしまう。
と、ガボラが迫る。しかし落としたベーターカプセルがガボラの前に!間一髪、ハヤタはベーターカプセルを手にする。そしてフラッシュビームがハヤタの体を包み込む。
ウルトラマンはガボラの前に立ちはだかる。ガボラのヒレをもぎ取るウルトラマン。そして叩きのめされたガボラは絶命する。
科特隊は少年達をバンガローに送ると共に、食料を届けてあげるのだった。
10謎の恐竜基地S.41.09.1825:14
 モンスター博士と呼ばれる男が、飼っている動物達に餌をやっている。そして湖にボートを出し、そこにも餌を投げ入れる。ジラースという動物のために…。
平凡な湖である北山湖で、魚の異常繁殖が発生した。釣り人達が次々に訪れる。
そして科特隊では、何か湖に異変があったのではと特殊潜航艇を繰り出す。しかし、特に異常は見られなかった。ただ、調査したアラシは気付かなかったのだが、水中には黒い影がうごめいていた…。そしてキャップの計らいで、彼らは特別休暇をもらうことになった。
少年グラフ誌の記者が北山湖に向かっていた。ネス湖の恐竜のことで、恐竜に詳しいモンスター博士こと中村博士の取材に向かったのだ。そこで二階堂教授の話題が出る。彼は15年前にネス湖の探検に向かい、行方不明になった人だった。
その晩、イデは少年グラフ誌の久保記者と一緒に夜釣りに出かけるが、湖中に何か巨大なものがいるのを見つける。そして、怪しい男が湖から戻って来る。二人はその男を追うことにする。
二人は秘密の洞窟を通ってどこかの部屋に出る。そこは、モンスター博士の研究室だった。そして二人はモンスター博士に銃を突きつけられる。モンスター博士は二人に自分の秘密を見せる。水中から現れる巨大な怪獣。これがジラースだった。
イデと連絡が取れないことに不審を持ったハヤタとアラシは本部に連絡し、捜索を開始する。そしてキャップとフジ隊員も北山湖に急行する。
その頃、北山湖では釣り人が湖に毒を放り込み、魚の大量捕獲を企んでいた。果たしてそれは成功するが、同時に湖からジラースが現れる。側にいた科特隊は、すぐに迎撃態勢を整える。
が、モンスター博士がそれを止めようとする。なんと彼の正体は二階堂教授だった。だが二階堂教授は上陸してきたジラースに踏み潰される。
その頃、監禁されていたイデはようやく通信機の修理を終えて救援を要請する。キャップ達が救助に向かいなんとか脱出できるが、ジラースは間近に迫っていた。その時、ハヤタはウルトラマンに変身する。
ジラースと対峙するウルトラマン。ジラースの破壊光線は岩をも一撃で砕く。だがウルトラマンも負けずにスペシウム光線で岩を破壊する。緊張が高まり、激突する両者。ウルトラマンに挑発されたジラースは、たやすくエリ巻を取られてしまう。怒ったジラースは何度も突っ込むが、ウルトラマンは軽くいなす。
やがて冷静さを取り戻したジラース。再び静かな緊張が高まる。すれ違う両者。その時閃光がほとばしった!
再び対峙する両者。だが、口からの鮮血と共に倒れたのはジラースの方だった。ウルトラマンは、ジラースの首にエリ巻をかけてやる。
その屍に向かって、二階堂教授は自らの命尽きる時まで這い寄ろうとしたのだった。
003 ウルトラマン 11〜15
11宇宙から来た暴れん坊S.41.09.2525:16
 野原で遊んでいたホシノ君を始めとする子供達は、空から落ちてきた光る物体を発見する。その不思議な物体は、ビー玉になれと思えばビー玉に、レーシングカーになれと思えばレーシングカーになるのだった。
ホシノ君はそれを科特隊に持っていき、そしてその石の科学的分析が進められた。やがて、その分析結果が公表された。その石は、地球上には存在しない物質で構成されている、生物の特質を持った鉱物なのだった。この石は人間のテレパシーを受けて、自由に姿を変えることができるのだ。
その記者発表終了前、ある男が机の下にトランシーバーを密かに忍ばせておいた。そして男はトランシーバーを通じて話し掛けて石をロケットに変え、自らの元へ飛ばしてまんまと石を盗み出してしまった。
ホテルに逃げ込んだ彼は、これからは全てが自分の思いのままだと浮かれる。そしていたずらをしてやろうと、石を人間大の怪物ギャンゴに変える。ホテルのあちこちに怪物が現れ、人々はひっくり返る。大笑いする男。
そして更に調子に乗った男は、石をもっと巨大なギャンゴに変える。だが、巨大化してホテルを突き破ったギャンゴのせいで、男は瓦礫の下敷きになって気を失ってしまう。男が意識を取り戻して怪物のことを忘れない限り、ギャンゴはずっと実体化したままで暴れて続けてしまうのだ。
出動する科特隊。地上の熱戦砲とハヤタのビートルが攻撃を加えるが、弱ったと見せかけたギャンゴの奇襲でビートルは海中に墜落してしまう。だが水中でハヤタはウルトラマンに変身する。
ギャンゴを迎え撃つウルトラマン。だが、あの男の脳波で生まれただけあってずる賢いギャンゴには、ウルトラマンも手を焼く。あの手この手でウルトラマンをコケにして攻撃をかわすギャンゴ。やがてカラータイマーが点滅を始める。だがその時、病院に収容されていたあの男が目を覚ました。そしてギャンゴはかき消すように消えて、元の石に戻ってしまう。
その後、科特隊本部にて。地球上にこういうものがあっては困る。そう言ってハヤタは部屋を出て行く。やがて、宇宙の彼方に向かって飛んでいくウルトラマンの姿があった。
12ミイラの叫びS.41.10.0225:16
 洞窟から7千年ほど前のミイラが原形そのままに発掘された。その洞窟には、巨大な生物の壁画が描かれていた。ミイラは科学センターに安置されたが、その晩、勝手に実験装置が動作してミイラに放電を始める。そして、ミイラは蘇生して動き出し、警備員を惨殺して逃走してしまう。
連絡を受けた科特隊は早速出動する。岩本博士の言葉によれば、このミイラは死んでいなかった。一種の冬眠状態のまま生きていたのだという。博士は、7千年生き延びた謎を解くために生け捕りにしてくれと頼む。
やがて下水道でミイラが発見され、警官隊が地上へと追いたてる。が、ミイラは怪力であり、しかも目から放つ怪光線のために次々に警官が倒されていく。そしてその頃、ミイラの発掘現場で地震が発生していた。
やむをえず科特隊は、スパイダーでミイラを倒してしまう。その時、発掘現場から巨大な怪獣が姿を現した。
連絡を受けたキャップ達はビートルで出撃する。怪獣ドドンゴは、目から怪光線を放って辺りを破壊しつつ、ミイラの元へ突き進もうとしていた。
科特隊は地上に降り、アラシはイデが発明したバリアマシンを装備してスパイダーでドドンゴの目を狙う。バリアマシンのおかげで怪光線も平気なアラシは、ドドンゴの右目を粉砕する。が、残った左目の光線が岩を吹っ飛ばしたため、アラシはやられてしまう。
援護して残る左目を粉砕するイデ。そしてハヤタはウルトラマンに変身する。
両目を失ったドドンゴなどウルトラマンの敵ではない。ウルトラマンのスペシウム光線がドドンゴを粉砕する。 発掘さえしなければずっと眠っていられたのに…。静かに横たわるドドンゴの死体を前に、皆はそう思うのだった。
13オイルSOSS.41.10.0925:15
 中近東で油田やタンカーが炎上する事故が起きていた。だがその原因は全くつかめなかった。
そして日本。不思議な光が海の中を移動し、そこから現れた怪獣がタンクローリーを炎上させてしまう。早速科特隊が出撃するが、海は穏やかで何の異常もない。
と、その時、ビートルが怪光を発見した。そしてタンカーが炎上する。海の中から怪獣ペスターが姿を現した。
岩本博士の説によれば、怪獣は油を食べて生きているという。そして怪獣の腹には油が詰まっている。怪獣自体が爆弾のようなものだ。一見倒すのは簡単そうだが、もししくじって上陸されたらとんでもないことになってしまう。
ペスターをおびき出すため、海にガソリンのドラム缶が撒き散らさせる。そして首尾良くペスターは現れ、ドラム缶を食い始める。だがそこで加えたビートルでの攻撃は外れ、ペスターは湾内に侵入する。
キャップは湾内での発砲を固く禁止する。が、海中から現れたペスターに、イデは反射的に発砲してしまう。怒ったペスターが炎を吐き、湾内は炎に包まれる。そしてペスターは上陸し、炎は製油所にも広がっていく。
キャップはイデに再び発砲を命じる。今度はミサイルが命中し、ペスターは倒れる。
だが炎はどんどん燃え広がっていく。発砲した件を製油所の人に非難され、イデはいたたまれなくなって飛び出していく。一人で懸命に消火作業を行なうイデ。だが回りを炎に包まれ、イデは倒れてしまう。
ハヤタはウルトラマンに変身する。ペスターが断末魔の炎を吐くが、スペシウム光線で撃破する。
そして手から放つウルトラ水流が炎を消していく。こうして無事に炎は収まり、イデも無事に助けられたのだった。
14真珠貝防衛指令S.41.10.1625:15
 給料日、イデを引き連れて銀座にショッピングとしゃれ込んだフジ隊員。だが、自分の誕生石である真珠は最近価格が高騰していた。養殖真珠が壊滅的ダメージを受けたらしい。
真珠貝を避難させるべく運搬していたトラック。その前に怪獣が現れ、なんと真珠を食べ始める。早速出撃する科特隊。特にフジ隊員は、女の執念で殺気立っている。
ビートルで攻撃を加える科特隊。が、怪獣ガマクジラの潮吹きをまともに食らって不時着する羽目になってしまう。科特隊は一晩中ガマクジラを見張る。真珠を消化しているらしい音を聞き、フジ隊員は半泣きになってやめてと叫ぶ。
翌日、ガマクジラが移動を開始した。真珠を求めて都会に行くつもりらしい。科特隊は2機のビートルを駆使してガマクジラを攻撃する。そして電子網でガマクジラを釣り下げ、放電でガマクジラを痛めつける。だがガマクジラが暴れたせいで、ハヤタのビートルが叩き落とされてしまう。
浜辺に上陸するガマクジラ。女性のアクセサリーを狙いはじめる。ガマクジラが真珠の光を追いかけるのを見抜いた科特隊は、真珠爆弾を投下する。ばらまかれた真珠を食べるガマクジラ。だがそれが体内で次々と爆発を起こし、ガマクジラは悶え苦しむ。
だが、爆発に耐え抜いたガマクジラはより強力になってしまう。潮を吹きつつ前進するガマクジラ。一方、フジ隊員に助けられたハヤタは小型ジェット噴射機を要請する。ガマクジラに撃ち込んで、空の彼方へ追いやろうというのだ。ビートルは小型ジェット弾を打ち込む。
その頃、ハヤタはウルトラマンに変身していた。ウルトラマンは空へ飛んでいくガマクジラに向かっていく。そしてガマクジラに体当たりして、ガマクジラを粉砕する。
かくして真珠は豊富に取れるようになり、科特隊の給料でも買えるようになった。そしてフジ隊員は、イデに荷物を持たせて今日もショッピングにいそしむのだった。
15恐怖の宇宙線S.41.10.2325:15
 教室に貼り出された子供たちの絵。様々な怪獣が描かれている中、オタマジャクシのような絵があった。それを描いたムシバ少年は、怪獣ガヴァドンだと言うが皆に笑われる。そしてムシバは、そのガヴァドンを土管に大きく描いてみた。
その晩、宇宙線の奇妙な変動がキャッチされた。そしてその翌朝、ムシバが描いた絵は実体化してその巨大な姿を現す。宇宙線の影響でガヴァドンは実体を持つ怪獣になったのだ。ムシバは大喜びする。
科特隊は早速出撃する。だがいくら攻撃してもガヴァドンはすぐに眠ってしまうだけだ。待機する科特隊。そしてガヴァドンは、日が沈むと共にその姿を消してしまう。宇宙線の影響で絵が日中の間だけ実体化することを知った科特隊は、怪獣は暴れずに寝ているだけなので様子を見ることにする。
その晩、子供たちは協力してノッペラボウのガヴァドンを強そうな姿に描き変える。そして朝が来るとそのガヴァドンは実体化するが、やっぱり眠っているだけだった。しかしそのイビキは相当なもので、街の機能が麻痺してしまう。そこで科特隊は、ガヴァドンと再び戦うことを決定する。
翌朝、やっぱり眠っているだけのガヴァドンに対して総攻撃が開始される。逃げ回るガヴァドン。子供たちはガヴァドンへの攻撃をやめさせようと、科特隊の前に立ちはだかる。ハヤタはウルトラマンに変身する。
ガヴァドンとの戦いを開始するウルトラマン。子供たちが始終ブーイングを浴びせる中、ウルトラマンはガヴァドンを抱えて宇宙へ飛んでいってしまう。
がっかりする子供たち。その晩、彼らの前にウルトラマンの声が聞こえてくる。毎年7月7日の晩、ガヴァドンは星となって彼らの前に現れる、と。そして彼らの前に、星になったガヴァドンの姿が見えるのだった。
004 ウルトラマン 16〜20
16科特隊宇宙へS.41.10.3025:14
 人類最初の有人金星ロケット・おおとりが、開発者の毛利博士自らを乗せて飛びたとうとしていた。科特隊も念のため救助態勢を整える。だがロケットは無事に宇宙へと飛びたっていった。岩本博士も同じ金星ロケットのフェニックス号を開発していたが、テスト不充分ということで打ち上げは延期したのだった。
おおとりから送られてくる映像を見て歓喜する科特隊の面々。だが、そこに謎の電波が混入し、おおとりからの電波が遮られた。すぐさまイデは新開発の、全宇宙語翻訳装置とも言うべきパンスペースインタプリタをセットする。それによって電波が解析されると、なんとバルタン星人の姿が映し出された。バルタン星人は新天地アール惑星を見つけたが、まだ地球をあきらめてはおらず人類に挑戦すると言う。
その頃、おおとりは謎の隕石と接触し、燃料を吸い取られてしまっていた。バルタン星人の仕業と見たキャップ達が岩本博士に相談したところ、なんと博士はフェニックス号に使われているハイドロジェネレートロケットエンジンをビートルに装備すると言う。そして案の定、おおとりにはバルタン星人が現れ、毛利博士にのり移っていた。
宇宙へ出撃するビートル。だがそれこそがバルタンの狙いだった。科特隊が宇宙へ出た隙に、別の部隊が地球を襲う。更にウルトラマンは一人しかいない。2ヶ所での攻撃には手も足も出ないというわけだ。
そして早速地球に現れるバルタン軍団。だが地球に残ったイデは、こんなこともあろうかと新兵器マルス133を完成させていた。一人で懸命にがんばるイデ。
その頃キャップ達は裏をかかれたことを知ったが、おおとりを発見したためそのまま救助に向かう。しかし救出された毛利博士はビートルの制御を乱し、謎の惑星に不時着させる。そこがアール惑星だった。正体を現したバルタンはビートルを吹き飛ばす。
変身するハヤタ。だがスペシウム光線がスペルゲン反射光によって跳ね返されてしまう。しかしウルトラマンは、新兵器ウルトラスラッシュでバルタン星人を真っ二つにする。
その頃、地球ではバルタン軍団が猛威を奮っていた。だがウルトラマンは、テレポーテーションで瞬時に地球に移動する。そしてバルタン星人を再びウルトラスラッシュとスペシウム光線で粉砕する。
一方のアール惑星。キャップ達はビートルが動かないので落胆している。だがその前に岩本博士のフェニックス号が降りて来る。キャップは岩本博士と固く握手を交わすのだった。
17無限へのパスポートS.41.11.0625:16
 バローン砂漠から戻った探検家のイエスタデイ氏が突然姿を消した。調査を依頼された科特隊は、イエスタデイ氏がバローン砂漠から不思議な隕石を持ち帰ったことを知り氏の家を訪れる。
だが隕石は氏と共に消えてしまったという。と、地震が起き、なんとイエスタデイ氏が突然庭に現れた。氏は親友の福井博士が危ないと言う。福井博士は一緒に採取したもうひとつの隕石を所有していた。隕石は博士と共に科特隊に保護されることになる。
一方、イエスタデイ氏の隕石は川口研究所に拾われていた。そして研究所に異変が起き、ハヤタとキャップが研究所に向かう。研究所では空間がねじ曲がり、四次元空間になってしまっていた。ハヤタはその原因が隕石にあると見抜き、隕石を外に放り出して空間を元に戻す。
これで二つの隕石が科特隊に集まった。隕石は処分されることになり、とりあえずケースの中に保存される。だがイエスタデイ氏も川口博士も、二つの隕石が一つになった時のことを恐れていた。
そして二つの隕石は寄り集まり一つになった。そして科特隊本部の空間がねじ曲がる。一方、ホシノ君を追い出すべく外に出ていたフジ隊員は本部に怪獣が現れたのを目撃する。本部に戻って来たハヤタは二人と合流するが、本部との連絡が取れない。
片や内部に閉じ込められたキャップ達。なんとか外に出ようとするが、どんどん変な場所に出てしまう。そしていつの間にやら元の場所に戻ってしまっていた。
その頃、フジ隊員の連絡を受けて怪獣ブルトンを倒すべく防衛軍が出撃していた。だが空間を曲げるブルトンは、戦車隊も航空機隊も文字通り消し去ってしまう。そして飛行機が地を走り、戦車が空を飛ぶ。防衛軍はあっさりと全滅する。ハヤタはウルトラマンに変身する。
だがさすがのウルトラマンもブルトンの四次元攻撃の前に動きを封じられ、手も足も出ない。しかしなんとか四次元空間から脱出したウルトラマンは、ブルトンの触角を破壊して四次元攻撃を封じ、スペシウム光線の連射でブルトンを元の隕石に戻してしまう。そして隕石を砕き、ウルトラマンは去って行く。
全てが終わった。そしてハヤタを助けた功績で、ホシノ君は晴れて少年隊員になれたのだった。
18遊星から来た兄弟S.41.11.1325:15
 突如東京が猛毒の霧に覆われた。早速科特隊が調査に出動することになる。だがこの霧には致死量の放射能が含まれていた。守田博士は、この霧が宇宙から降り注いできたと言う。
濃霧の中を調査する科特隊の面々。そこでイデは謎の怪人を目撃する。その怪人はザラブ星人と名乗った。ザラブ星人は友好のために地球にやって来たと言う。
一方東京上空を調査していたハヤタは、土星ロケットが漂っているのを発見する。だがいきなり科特隊本部に現れたザラブ星人が、さまよっていたロケットを地球まで誘導してあげたのだと言う。その言葉を信用しない面々。キャップは東京の霧を消せば信用すると言うが、ザラブ星人は簡単に霧を消し去ってしまう。
ザラブ星人は客として迎えられることになった。彼の処遇について宇宙局で会議が開催されるが、イデが通信機でその様子をつつぬけにしていた。そしてその頃、科特隊で留守番をしていたアラシに一服盛ったザラブ星人は会議の様子を盗み聞きしていた。イデは催眠術をかけられていたのだ。
ザラブ星人は宇宙局に引き取られることになる。だが科特隊はザラブ星人に不審を抱き、宇宙局を張り込む。そして宇宙に飛んだザラブ星人をハヤタのビートルが追う。ザラブ星人は土星ロケットに行き、その乗組員を操っていた。
だが地球に戻ろうとしたハヤタはザラブ星人に捕まってしまう。ザラブ星人はハヤタがウルトラマンであることを知っていた!
地球では、ウルトラマンが現れてなんと暴れていた。ザラブ星人は宇宙局で、ウルトラマンこそ人類の敵だと言う。その一方でザラブ星人は、ハヤタからベーターカプセルを取り上げようとする。だがハヤタは持っていなかった。
しかし密かに宇宙局に向かったホシノ君が、ハヤタが忘れていったベーターカプセルを持ってきてくれた。その頃、再びウルトラマンが現れて町を破壊していた。科特隊は意を決して出撃する。
ホシノ君に助けられたハヤタは、ウルトラマンに変身した。暴れていたのは偽者だったのだ。スペシウム光線を受けたニセウルトラマンはその正体を現す。それはザラブ星人だった。そして激闘の末、再びスペシウム光線を受けたザラブ星人は炎に包まれる。やはりウルトラマンは正義の味方なのだ。
19悪魔はふたたびS.41.11.2025:15
 東京のビル工事現場から不思議な金属の物体が発見された。福山博士は、3億5千年ほど前のタイムカプセルではないかと言う。そしてその少し壊れたカプセルからは金属板と青い液体の入った容器が発見され、容器は鉱物試験所に運ばれた。カプセルにはもう一個何か入っていたようだが…。
その頃、工事現場から運ばれた土砂の中から赤い液体の入った容器が転がり落ちたが、誰も気付いてはしなかった。
福山博士は、イデとハヤタのおかげで金属板に光を反射させればメッセージが浮かび上がることを知り、その解読に全力を尽くしていた。そして鉱物試験所も、青い液体の容器を開けるのに必死だった。
その晩、東京に雷雨が発生した。そしてその落雷を受けた赤い液体の容器から、赤い怪獣が現れた。早速アラシがビートルで出撃する。更に、イデとキャップが応援に出撃する。
翌朝、福山博士はようやく金属板の解読を終えた。そこには、古代人が苦心して赤い怪獣バニラと青い怪獣アボラスを液化してカプセルに封じ込めたことが書かれていた。またその頃、鉱物試験所では青い液体の容器に放電を行なっていた。そして、青い怪獣アボラスが復活を遂げる。
暴れ回るバニラとアボラス。そして両怪獣はオリンピック競技場に近付いていく。科特隊は体勢を立て直して再び出撃する。
バニラとアボラスは戦い始めていた。競技場が瓦礫と化していく。科特隊はその隙をついて攻撃を加える。やがてバニラが劣勢となり、アボラスの溶解泡の前に解け崩れてしまう。
だが科特隊の武器のエネルギーが無くなった。やむを得ず皆は退却し、ハヤタはウルトラマンに変身する。
アボラスのパワーとその溶解泡の前に苦戦するウルトラマン。だが、スペシウム光線3連発の前に、さしものアボラスも倒されたのだった。
20恐怖のルート87S.41.11.2725:15
 ある晩、伊豆の大室公園で怪光が目撃された。科特隊は早速出撃する。
次の日、キャップ達が大室公園を調査している時、科特隊本部に突然見知らぬ少年が現れた。少年はフジ隊員に、大室公園の高原竜ヒドラが暴れると言って出て行く。だが、直後に入ってきたイデも入口の守衛も、そんな少年は見ていないと言う。
高原竜ヒドラ…それは大室公園に作られた怪獣の像の名前だった。それは全国からデザインが公募されたもので、当選したのはムトウアキラという少年だった。イデとフジ隊員は早速調査を開始する。だがムトウアキラ少年は半年前に国道87号線でトラックにひき逃げされ、既に死亡していた。そして少年の遺影を見たフジ隊員は驚愕する。本部に現れたのはその少年だったのだ!
その晩、大室山に地震が発生する。そして山の中から高原竜ヒドラが姿を現し、科特隊の攻撃を退け飛び去っていく。
そして次の日、ヒドラは国道87号線に現れ、車を襲いつつ東京に向かっていた。科特隊は再び出撃する。その途中、ハヤタもアラシも、ヒドラに少年の魂がのり移ったのではないかと考えていた。
やがて科特隊はヒドラを発見する。科特隊はウルトラ作戦第2号を開始した。2機のビートルがヒドラを攻撃する。だが、ヒドラの逆襲にあってハヤタとアラシのビートルが撃墜される。しかし幸い、ハヤタが腕に怪我しただけで済んだのだった。ハヤタは避難所で治療を受ける。
アラシは囮の車を運転し、わざとヒドラに襲わせて車を爆破する。しかし、怒ったヒドラに追いつめられてしまう。その頃、こっそり避難所を抜け出したハヤタはウルトラマンに変身した。
だが、ウルトラマンの動きは鈍い。ヒドラの獰猛なくちばしに苦戦を強いられてしまう。そしてヒドラは天高く舞い上がる。スペシウム光線を撃とうとするウルトラマン。しかしその時、フジ隊員にはヒドラの背に乗る少年の姿が見えた。そしてウルトラマンもまたそれに気付き、スペシウム光線を撃つのをやめてヒドラを見送る。空の彼方に消え去るヒドラ。
ヒドラは交通事故で死んだ少年達の化身かもしれない…。ヒドラの像を前にして、皆はそう語り合うのだった。
005 ウルトラマン 21〜25
21噴煙突破せよS.41.12.0425:14
  
22地上破壊工作S.41.12.1125:15
  
23故郷は地球S.41.12.1825:15
  
24海底科学基地S.41.12.2525:15
  
25怪彗星ツイフォンS.42.01.0125:15
  
006 ウルトラマン 26〜30
26怪獣殿下 前篇S.42.01.0825:14
  
27怪獣殿下 後篇S.42.01.1525:14
  
28人間標本5・6S.42.01.2225:15
  
29地底への挑戦S.42.01.2925:16
  
30まぼろしの雪山S.42.02.0525:15
  
007 ウルトラマン 31〜35
31来たのは誰だS.42.02.1225:16
  
32果てしなき逆襲S.42.02.1925:16
  
33禁じられた言葉S.42.02.2625:14
  
34空の贈り物S.42.03.0525:15
  
35怪獣墓場S.42.03.1225:15
  
008 ウルトラマン 36〜39
36射つな!アラシS.42.03.1925:15
  
37小さな英雄S.42.03.2625:15
  
38宇宙船救助命令S.42.04.0225:14
  
39さらばウルトラマンS.42.04.0925:15
  
    
  
051 長篇怪獣映画 ウルトラマン
 長篇怪獣映画 ウルトラマン1967.07.22 東宝1:19:09
    
    
    
052 ウルトラマン 怪獣大決戦
 ウルトラマン 怪獣大決戦1979.07.21 松竹1:36:46
    
    
    
053 実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン
 実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン1979 松竹1:41:34
    
    
    
054 ウルトラマン物語
 ウルトラマン物語19841:32:32